カカツガユ |
Maclura cochinchinensis var. gerontogea Ohashi |
クワ |
根を、関節痛、打撲、黄疸、月経閉止、解熱、血行促進に用いる。 |
カキラン |
Epipactis thunbergii A. Gray |
ラン |
全草を、病後回復に用いる。 |
カゴノキ |
Actinodaphne lancifolia Meisn. |
クスノキ |
根を、胃痛や関節痛に用いる。 |
カジノキ |
Broussonetia papyrifera Vent. |
クワ |
果実を、強壮、水腫、かすみ目に用いる。根または根皮を、水腫、打撲傷に、樹皮を、咳、利尿、止血に、茎を、目の腫れ、風疹、利尿に、葉を、吐血、下痢、水腫に用いる。インドネシアでは、浄血、打撲、熱、糖尿、淋病、黄疸に用いる。その他に、腰膝の軟弱、疼痛に用いる。 |
カジノハラセンソウ |
Triumfetta bartramia L. |
シナノキ |
粘性と収斂性があり、煎剤として、腰気、尿道の洗浄に用いる。 |
ガジュマル |
Ficus microcarpa L. f. |
クワ |
気根や葉を、風邪の発熱や咳、眼病に、気根を神経痛や関節痛に、樹皮を腹痛に煎服する。幹や枝の汁を、喉の痛みや腫れに塗布する。樹皮や葉の煎汁で、湿疹やかぶれを洗う。その他、フィラリア症、しらくも、たむし、流産時や出産後の出血、虫さされ、止血、打撲、排尿通に薬効があるとされる。 |
カタバミ |
Oxalis corniculata L. |
カタバミ |
全草の搾り汁を、寄生性皮膚病に塗布する。全草の煎汁を、淋病や利尿に服用し、痔疾を洗う。その他、止血、眼の疾患、破傷風、虫くだし、乳の病、のぼせ、腎臓病、下痢、腋臭、糖尿病、脱毛、食欲不振、腎結石、浮腫に薬効があるとされる。奄美群島では、切傷、皮膚病、血圧降下に用いる。 |
カタヒバ |
Selaginella involvens Spring |
イワヒバ |
全草に、強壮、活血の作用があり、整理痛などの婦人病の痛み、黄疸、水腫、火傷、脱肛、腹痛、下血、淋結に用いる。 |
カッコウアザミ |
Ageratum conyzoides L. |
キク |
強壮、食欲促進、消化、通経、駆風、下痢止め、腸内のガス、リウマチ、脚気、利尿、目薬、解熱、風邪、咽喉痛、外傷に用いる。 |
カナビキソウ |
Thesium chinense Turcz. |
ビャクダン |
全草を、解毒、強精、乳腺炎、腫物に用いる。 |
カナムグラ |
Humulus japonicus S. & Z. |
クワ |
全草を、解熱、利尿、解毒、淋疾、健胃、膀胱炎に用いる。 |
カニクサ |
Lygodium japonicum Sw. |
フサシダ |
全草または根を、消炎解毒、肺炎、急性胃腸炎、黄疸、尿路感染性、尿路結石、こしけ、水腫に用いる。胞子は、解毒、利尿作用があり、各種の淋疾、陰茎痛、熱毒気、腫満、膀胱熱などに煎服する。 |
カモジグサ |
Agropyron tsukushiense var. transiens Ohwi |
イネ |
薬用に用いる。 |
カラスウリ |
Trichosanthes cucumeroides Maxim. |
ウリ |
根は、利尿、浄血、催乳、通経に、種子は、鎮咳、去痰の作用が認められ、下血、黄疸、月経不順、結核、咳止めに煎服する。ひび、あかぎれ、しもやけには、生の果肉を外用する。沖永良部島では、根を咳止や胃腸病に煎服する。 |
カラスザンショウ |
Zanthoxylum ailanthoides S. & Z. |
ミカン |
健胃、駆虫薬として、腹痛、打ち身、たむし、痔疾、歯痛に用いる。 |
カラスビシャク |
Pinellia ternata Ten. ex Breitenb. |
サトイモ |
球茎を、健胃消化、嘔吐、鎮咳、去痰薬として、脚気、船酔い、胃腸病、神経痛、つわりなどの吐き気、不眠、毛生薬、急性乳腺炎に用いる。 |
カラタチバナ |
Ardisia crispa DC. |
ヤブコウジ |
地下部を、去痰、結核の咳に用いる。 |
カラムシ |
Boehmeria nivea ssp. nipononivea Gaud. Kitam. |
イラクサ |
秋に採取した根を、利尿や通経薬に、砕いた葉を水虫や打ち身に用いる。血液の凝固を促す作用がある。奄美大島では根をヒエ抜きに、喜界島では皮を化膿止めに用いる。 |
カワラケツメイ |
Cassia mimosoides ssp. nomame Ohashi |
マメ |
種子は、利尿、強壮、鎮咳の効果があるとして、黄疸、便秘、インポテンツ、腎炎、水腫、健胃、駆虫に煎服する。健康茶として飲用される。 |
カワラナデシコ |
Dianthus superbus var. longicalycinus Williams |
ナデシコ |
種子を、利尿、淋病、通経剤に用いる。 |
カワラヨモギ |
Artemisia capillaris Thunb. |
キク |
肝臓や胆嚢への滋養強壮作用があり、乾燥した若い茎葉を、利胆、胆汁分泌増強、解熱、利尿に用いる。他の生薬と配合して、肝炎の予防、黄疸、伝染性肝炎、各種の胆道疾患、胆嚢炎に用いる。花穂の濃煎汁を皮膚のかゆみに用いる。その他、のぼせ、腎臓病、浮腫、膀胱炎、糖尿病、水虫、たむし、ぜにたむし、しらくもに薬効があるとされる。 |
カンガレイ |
Scirpus triangulatus Roxb. |
カヤツリグサ |
根を、熱病、利尿、歯痛に用いる。 |
ガンクビソウ |
Carpesium divaricatum S. & Z. |
キク |
全草を、解熱、解毒、風邪、腹痛に用いる。 |
カンサイタンポポ |
Taraxacum japonicum Koidz. |
キク |
全草を、解熱、発汗、健胃、胃痛、消化促進、強壮、乳房の腫れに、煎服する。根は母乳の分泌促進に用いる。煎汁を、急性結膜炎、眼けい炎の洗眼に用いる。 |
キカシグサ |
Rotala indica var. uliginosa Koehne |
ミソハギ |
全草を、解熱、利尿、解毒、下痢、淋病、火傷、月経困難、痔に用いる。 |
キカラスウリ |
Trichosanthes kirilowii var. japonica Kitam. |
ウリ |
種子は、解熱、去痰、鎮咳の作用があり、消腫薬として、咽喉痛、呼吸器病の解熱、口渇に煎服する他、抗癌作用が報告されている。根は、止渇、解熱、催乳、鎮咳に煎服する他、デンプンを、小児の皮膚病や汗しらずに外用する。 |
キキョウラン |
Dianella ensifolia DC. |
ユリ |
有毒植物である。全草または根茎を、瘰癧、できもの、疥癬などのかゆみ止めに、外用する。 |
キケマン |
Corydalis heterocarpa var. japonica Ohwi |
ケシ |
全草を、虫刺されにやかいせんに用いる他、子供の熱さましに薬効があるとされる。 |
ギシギシ |
Rumex japonicus Houtt. |
タデ |
乾燥した根の煎汁を、便秘、胃痙攣、瀉下、胆汁分泌促進、強壮、抗菌作用に用いる。すりおろした生の根は、たむし、水虫、しらくもなどのかゆみに用いる。その他、疥癬、湿疹、虫くだし、白禿、痔疾に薬効があるとされる。 |
キシュウスズメノヒエ |
Paspalum distichum L. |
イネ |
煎剤として、利尿、肝臓病に用いる。 |
キヅタ |
Hedera rhombea Bean |
ウコギ |
消炎、止血効果があり、すりつぶした生葉を、腫れ物や寄生性皮膚病に塗布し、乾燥した葉を発汗に煎服する。 |
キツネアザミ |
Hemistepta lyrata Bunge |
キク |
茎葉を利尿に用いる。 |
キツネノボタン |
Ranunculus silerifolius Lév. |
キンポウゲ |
生葉を扁桃炎に外用する地域があるが、毒性が強いので、誤食に注意は必要。 |
キツネノマゴ |
Justicia procumbens L. |
キツネノマゴ |
全草を、腰痛に浴用し、解熱や風邪に煎服する。 |
キミノセンリョウ |
Sarcandra glabra f. flava Hatus. |
センリョウ |
婦人血の道の妙薬との説がある。 |
キュウリグサ |
Trigonotis peduncularis Benth. |
ムラサキ |
全草を、四肢の痺れに外用し、利尿、赤痢、白痢、熱腫に煎服する。 |
ギョウギシバ |
Cynodon dactylon Pers. |
イネ |
全草を浸剤または煎剤として、解熱、利尿、収斂、強壮、食欲不振、浄血、止血、尿道炎、半身不随、打ち身、切傷、腫れ物、半身不随に用いる。 |
ギョボク |
Crataeva falcata DC. |
フウチョウソウ |
葉や根皮を、解熱、健胃、解毒、腫物、ヘビの咬傷に、マレーでは、苦い樹皮を下剤に用いる。 |
キンゴジカ |
Sida rhombifolia L. |
アオイ |
葉を茶剤または煎剤として、強壮、強心、下熱、下痢止め、消化促進、肺カタルに用い、湿布またはハップとして腫れ物、潰瘍に用いる。全草はその他、できもの、疥癬、淋病、風邪、解熱、瘀血(おけつ)、解毒に用いる。 |
キンミズヒキ |
Agrimonia japonica Koidz. |
バラ |
全草を、下痢止めに服用し、口内炎には煎汁でうがいをするほか、止瀉、止血、利胆薬に用いる。粉末や青汁は、乳腺炎、毒ヘビの咬傷、トリコモナス膣炎に外用する。 |
ギンリョウソウ |
Monotropastrum humile Hara |
イチヤクソウ |
全草を、強壮、強精、鎮咳に煎服する。 |
クコ |
Lycium chinense Mill. |
ナス |
葉を、枸杞茶として強壮や動脈硬化の予防に用いる。果実を、高血圧、めまい、肝臓疾患、分血、腰や膝の疼痛に用いる。根皮を、糖尿病、解熱強壮、咳、吐血、多汗に用いる。果実酒は枸杞酒として、不老長寿、強精、疲労回復に用いる。喜界島や沖永良部島では、血圧降下や下剤に煎服する。 |
クサギ |
Clerodendrum trichotomum Thunb. |
クマツヅラ |
葉を、関節痛、部分的知覚喪失、麻痺、湿疹、高血圧、鎮痛に用いる。若枝を、高血圧、偏頭痛、マラリア、下痢、痔、リウマチに用い、はれものや痔は煎汁で洗う。根は、利尿、健胃、解熱に用いる。奄美大島ではかんのむしに、与論島では胃腸病に用いる。ウシやウマのシラミ駆除に葉の煎汁を外用する。 |
クサスギカズラ |
Asparagus cochinchinensis var. lucidus Hatus. |
ユリ |
紡錘根を、鎮咳、利尿、緩和、滋養、強壮、去痰に用いる。虚弱体質、滋養強壮に薬酒を飲用し、利尿に根を煎服し、咳止めや強壮には根の蜂蜜漬を煎服する。 |
クサトベラ |
Scaevola frutescens Krause |
クサトベラ |
葉や樹皮を、薬用に用いる。 |
クサネム |
Aeschynomene indica L. |
マメ |
全草を、利尿、解毒、気管支炎、麻疹に用いる。 |
クズ |
Pueraria lobata Ohwi |
マメ |
根を、血行の促進、血糖の降下、解熱、高血圧による頭痛、めまい、麻痺、アルコール中毒に用いる。澱粉(くず湯)を発汗、鎮痛、風邪の引き始め、麻疹後期の保養、口の渇き止め、解毒、下痢、赤痢に服用する。花は二日酔いに煎服する。 |
クスドイゲ |
Xylosma senticosum Hance |
イイギリ |
根や樹皮を、黄疸、潰瘍、瘰癧に、葉をできものに用いる。 |
クスノキ |
Cinnamomum camphora Presl. |
クスノキ |
樹皮や葉の樟脳の、強心剤、局所刺激作用、防腐作用を利用して、かゆみ、水虫、あせも、しもやけなど皮膚病の外用薬や防虫剤に用いる。気管支炎や他の胸部感染症に塗布する。陰干した葉を浴漕に入れ、慢性リウマチ、腰痛症、痛風に用いる。奄美大島では根を関節炎に、与路島では葉をヨモギ、スイカズラとともにハブの咬傷に用いる。 |
クスノハガシワ |
Mallotus philippensis Muell. -Arg. |
トウダイグサ |
果実の褐粉(カマラ)を、条虫駆除剤に用いる。 |
クチナシ |
Gardenia jasminoides Ellis |
アカネ |
止血、消炎、鎮静作用があり、利胆、解熱、鎮痛薬として、黄疸、肝炎、胃潰瘍、鼻血、血尿、神経疲労、胃痛、口内炎にに用いる。熟した果実を乾燥しペースト状にしたものを、ねんざ、打ち身、肉ばなれ、腰痛に外用する。泡盛に漬けた果実酒は、疲労回復や腰痛に、黒焼きはめまいに飲用する。小児マヒにも薬効があるとされる。 |
クマツヅラ |
Verbena officinalis L. |
クマツヅラ |
鎮静、強壮、胆汁分泌促進、消炎、止血作用があり、神経衰弱、月経前の不安症、通経、黄疸、下痢、水腫、月経不順や産後のおりものが続くとき、感冒時の熱冷ましに煎服する。もんだ葉を皮膚病(腫物、湿疹、にきび)に、全草の汁を打ち身や打撲の塗布剤に用いる。その他、腹痛、かいせん、あせも、利尿、強壮剤、睾丸炎に薬効があるとされる。 |
クマノギク |
Wedelia chinensis Merr. |
キク |
全草を、のどの病気、百日咳、慢性の消化器の病気、便秘に用いる。喜界島では葉を止血に用いる。 |
クロガネモチ |
Ilex rotunda Thunb. |
モチノキ |
樹皮や根皮を、止血、解毒、止痛、風邪、扁桃腺の痛み、平滑筋の収縮作用に用いる。 |
クロマツ |
Pinus thunbergii Parl. |
マツ |
奄美群島では、木灰を火傷に、葉を酒と熱して湿布やヒエ抜きに、葉の汁を打撲の内服に用いる。 |
クロヨナ |
Pongamia pinnata Pierre |
マメ |
種子の油を皮膚病に、全草を、催吐剤や殺虫剤に用いる。 |
クワズイモ |
Alocasia odora Spach |
サトイモ |
去痰薬、鎮痛利水薬として、喘息、肺結核、胸腹腸満に用いる。おでき、止血、痔、魚の中毒に薬効があるとされる。奄美群島では、葉を皮膚病の吸出し、ヒエ抜きに用いる。その他、火傷、切傷、ネズミ除け、毛虫さされ、痔疾に用いる。与路島では、ハブの咬傷をふく。 |
グンバイヒルガオ |
Ipomoea pes-caprae Sweet |
ヒルガオ |
葉の煎剤を軟化、化膿促進、リウマチに、浸剤は腺病質に用いる。根を、淋菌性炎症、梅毒、月経不順、緩下剤に用いる。全草を痛み止めや腫れ物に、種子を腹痛に用いる。 |
ゲッキツ |
Murraya paniculata Jack |
ミカン |
葉は発汗作用があり、カタル、解熱、分娩促進に用いる。葉の煎汁で湿疹やかゆみを洗浄し、月経不順に服用する。その他、水虫、下痢、歯痛、血行促進、瘀血(おけつ)、強壮に用いる。 |
ゲットウ |
Alpinia speciosa K. Schum. |
ショウガ |
種子を、消化不良、食欲低下、健胃、下痢、腹痛に煎服する。 |
ケニオイグサ |
Hedyotis tenelliflora Bl. |
アカネ |
打撲傷に用いられるほか、癌に薬効があるとされる。 |
ゲンノショウコ |
Geranium thunbergii Sieb. et Zucc. |
フウロソウ |
全草を、関節炎、急性腸炎、尿路感染症、角膜炎、産後や月経異常、婦人の腹痛、打撲傷に用いる。全草に、赤痢菌、大腸菌、腸チフス菌に殺菌作用があるとされ、大腸炎などの下痢止め、整腸、便秘に煎服する。皮膚病のあせもやただれは全草の煎汁で洗ったり湿布する。その他、風邪、止血、頭痛、強壮にも薬効があるとされる。奄美群島では胃腸薬や婦人病に用いる。 |
コウシュウウヤク |
Cocculus laurifolius DC. |
ツヅラフジ |
全草を、高血圧、頭痛、腹痛に用いる。 |
コウボウムギ |
Carex kobomugi Ohwi |
カヤツリグサ |
果実を、胃腸強壮に用いる。 |
コオニユリ |
Lilium leichtliuii var. tigrinum Nichols. |
ユリ |
鱗茎を、消炎、鎮咳、利尿、鎮静薬として、虚弱体質者の発熱、咳嗽、吐血、小便不利に煎服し、創傷出血、あかぎれに外用する。 |
コガマ |
Typha orientalis Presl |
ガマ |
フラボノイドによる利尿作用、血管収縮作用、収斂作用による止血効果がある。 |
コセンダングサ |
Bidens pilosa L. |
キク |
全草に、解熱、止瀉、鎮痛、消炎作用があり、黄疸、肝炎、急性腎炎、腹痛、下痢、糖尿病、腸の寄生虫駆除に煎服する他、赤痢、噴門痙攣、食道拡張症、脳腸炎、月経促進に有効とされる。咽喉痛には、うがいをし、腫物は洗浄する。 |
コナギ |
Monochoria vaginalis var. plantaginea Solms-Laub. |
ミズアオイ |
全草を、高熱、喘息、慢性気管支炎、血尿、結膜炎に用いる。 |
コニシキソウ |
Euphorbia supina Rafin. |
トウダイグサ |
全草を、止血薬として、血便、血尿、子宮出血、痔出血、外傷出血に用いる他、催乳、利尿、下痢、健胃に用いる。 |
コハコベ |
Stellaria media Villars |
ナデシコ |
地上部に皮膚炎のかゆみ止めの作用があり、湿疹、静脈瘤の潰瘍、蕁麻疹、腫れ物、打撲傷に外用するほか、歯痛、歯ぐきの出血、歯槽膿漏の予防に歯みがきに用いる。関節リウマチには浴用する。利尿、浄血、虫垂炎、胃腸炎、浮腫にも効果があるとされる。 |
コバンモチ |
Elaeocarpus japonicus S. & Z. |
ホルトノキ |
樹皮を、家畜の腸内駆虫薬に用いる。奄美大島では、陰干しした樹皮を、腎臓病、十二指腸の病気に煎服する。 |
コブナグサ |
Arthraxon hispidus Mak. |
イネ |
全草を鎮咳剤とし、できものや疥癬には外用する。 |
コミカンソウ |
Phyllanthus urinaria L. |
トウダイグサ |
全草に利尿の作用があり、腎臓結石、膀胱結石を除く際に用いる。解毒剤、腸炎、各種の伝染病、尿路感染、止瀉、鎮痛、淋病に用いる。 |
コメツブウマゴヤシ |
Medicago lupulina L. |
マメ |
全草を、ムカデや毒蛇の咬み傷に用いる。 |
コメナモミ |
Siegesbeckia orientalis ssp. glabrescens Kitam |
キク |
全草に、降圧作用があり、高血圧症、筋骨の痛み、肝炎、できものに用いる。根は、リウマチの疼痛、運動麻痺、頭痛、火傷、こしけに用いる。果実を、回虫駆除に用いる。 |
コモウセンゴケ |
Drosera spathulata Labillard. |
モウセンゴケ |
全草を、解毒、鎮痛薬に用いる。 |
ゴンズイ |
Euscaphis japonica Kanitz |
ミツバウツギ |
果実や種子を、腹痛、下痢、脱肛、子宮下垂、睾丸のはれや痛みに用いる。 |