野生植物
整理番号 | 30630 |
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和名 | ゲンノショウコ |
別名 | - |
学名 | Geranium thunbergii Sieb. et Zucc. |
別学名 | Geranium nepalense ssp. thunbergii Hara; Geranium nepalense Seet |
科名 | フウロソウ |
別科名 | - |
方言名 | ゲンノショーコ(奄美大島) |
法令指定・レッドデータブック掲載 | - |
分布 | 全国 |
民間療法 | 全草を、関節炎、急性腸炎、尿路感染症、角膜炎、産後や月経異常、婦人の腹痛、打撲傷に用いる。全草に、赤痢菌、大腸菌、腸チフス菌に殺菌作用があるとされ、大腸炎などの下痢止め、整腸、便秘に煎服する。皮膚病のあせもやただれは全草の煎汁で洗ったり湿布する。その他、風邪、止血、頭痛、強壮にも薬効があるとされる。奄美群島では胃腸薬や婦人病に用いる。 |
生薬名 | 老鸛草・玄草(全草) |
その他の成分利用 | 染料に用いる。 |
有用・有毒成分 | 葉は、ピロガロルタンニンを含む。全草は、ケンフェリトリン、タンニンのゲラニイン、コハク酸、没食子酸、ケセルチン、カルシウムを含む。 |
食用 | - |
加工利用 | - |
植栽利用・観賞利用 | - |
参考文献 | 海中公園センター(1968)海中公園センター調査報告 奄美群島自然公園予定地基本調査書.鹿児島県./初島住彦(1986)改訂鹿児島県植物目録.鹿児島植物同好会./前田光康(1990)沖縄の民間療法と薬草.医聖社./堀田満(1989)世界有用植物事典.平凡社./天野鉄夫(1979)琉球列島植物方言集.新星図書出版/大野隼夫(1995)奄美諸島植物方言集.奄美文化財団/東四郎・阿部美紀子・緒方信一・飛田洋・横田和登(1976)薩南諸島における伝承的薬用及び毒性植物調査報告そのII.奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島、喜界島.鹿児島大学理学部紀要(地学・生物学)9:129-150./鹿児島県薬剤師会(2002)薬草の詩-自然とのふれあいをもとめて-.南方新社./吉川敏男(1999)薬草と漢方のすすめ.ニライ社./朝比奈勝(1976).染織と生活第13号.染織と生活社./三橋博(1988)原色牧野和漢薬草大図鑑.北隆館. |