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野生植物
整理番号 12410
和名 カジノキ
別名
学名 Broussonetia papyrifera Vent.
別学名
科名 クワ
別科名
方言名 カジ、カジゲィ、カチ、カビィギ、カビギ(奄美大島)、カビギー(沖永良部島)
法令指定・レッドデータブック掲載
分布 本州(和歌山、中国)以西
民間療法 果実を、強壮、水腫、かすみ目に用いる。根または根皮を、水腫、打撲傷に、樹皮を、咳、利尿、止血に、茎を、目の腫れ、風疹、利尿に、葉を、吐血、下痢、水腫に用いる。インドネシアでは、浄血、打撲、熱、糖尿、淋病、黄疸に用いる。その他に、腰膝の軟弱、疼痛に用いる。
生薬名 楮実(果実)
その他の成分利用
有用・有毒成分 果実は、サポニン、ビタミンB、脂肪油のリノール酸、オレイン酸を含む。
食用 果実を食用にする。
加工利用 樹皮の繊維を、製紙に用いる。
植栽利用・観賞利用 庭園樹、公園樹に用いる。
参考文献 海中公園センター(1968)海中公園センター調査報告 奄美群島自然公園予定地基本調査書.鹿児島県./初島住彦(1986)改訂鹿児島県植物目録.鹿児島植物同好会./堀田満(1989)世界有用植物事典.平凡社./鹿児島大学「鹿児島大学植物園の樹木たち」編集委員会(2004)鹿児島大学植物園の樹木たち.鹿児島TLO./天野鉄夫(1979)琉球列島植物方言集.新星図書出版/大野隼夫(1995)奄美諸島植物方言集.奄美文化財団/林弥栄(1985)山渓カラー名鑑日本の樹木.山と渓谷社./三橋博(1988)原色牧野和漢薬草大図鑑.北隆館.