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野生植物
整理番号 4949Y
和名 チョウセンアサガオ
別名
学名 Datura metel L.
別学名
科名 ナス
別科名
方言名 オキナワユリ(与論島)
法令指定・レッドデータブック掲載
分布 帰化
民間療法 有毒植物である。葉を、鎮痛、鎮痙、鎮咳に、種子を、鎮静止痛に、花を、喘息の発作に用いる他、皮膚病に用いる。奄美大島では喘息に、与論島では胃腸病に煎服する。
生薬名 曼陀羅華(全草)、曼陀羅子(種子)、曼陀羅葉(葉)
その他の成分利用
有用・有毒成分 根は、アルカロイドの3α,6β-ジチグロイトロパン、3α,6β-ジチグロイキシトロパン-7β-ol、チグロイディン、アポヒヨスチン、ヒヨスチン、3α-チグロイロキシトロパン、ノルヒヨスチン、メテロイディン、ヒヨスチアミン、アトロピン、ノルヒヨスチアミン、ノルアトロピン、3α-アセトキシトロパン、クスコヒグリン、トロパン、ψ-トピンを含む。果実は、トリテルペノイドのダチュラオォン、ダチュラジオールを含む。葉は、アルカロイドのダチュラメチン、スコポラミン、スコポレチン、アトロピン、ウィタノリドのセコウィタメトリン、ダチュメトリン、ダチュリリン、スコポラミン、ヒヨスチアミンを含む。種子は、脂肪酸のオレイン酸、リノール酸を含む。
食用 有毒植物である。
加工利用
植栽利用・観賞利用 観賞用に栽培する。
参考文献 東四郎・阿部美紀子・緒方信一・飛田洋・横田和登(1976)薩南諸島における伝承的薬用及び毒性植物調査報告そのII.奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島、喜界島.鹿児島大学理学部紀要(地学・生物学)9:129-150./堀田満(1989)世界有用植物事典.平凡社./橋本吾郎(1996)ブラジル産薬用植物事典.アボック社./三橋博(1988)原色牧野和漢薬草大図鑑.北隆館./竹松哲夫・一前宣正(1987)世界の雑草(1)-合弁花類-.全国農村教育協会./アンドリュー・シェヴァリエ(2000)世界薬用百科事典.誠文堂新光社./清水矩宏・宮崎茂・森田弘彦・廣田伸七(2005)牧草・毒草・雑草図鑑.畜産技術協会.