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野生植物
整理番号 47960
和名 ハマゴウ
別名
学名 Vitex rotundifolia L. f.
別学名
科名 クマツヅラ
別科名
方言名 カジヤンギ、シュウギ、シュンギ、ユナギ(奄美大島)、ホー、ホウ(喜界島)、ホーギ(奄美大島、沖永良部島)、ホーフシ、ホーブシ(与論島)、ボウギ(徳之島)
法令指定・レッドデータブック掲載
分布 本州以南
民間療法 果実や葉を、頭痛、感冒、眼病、関節痛、解熱、強壮、清涼剤の他、耳鳴り、鼻つまり、耳だれ、神経痛、手足のしびれや冷え、皮膚病に浴用する。葉は、打撲傷、腫物、出血に用いる。
生薬名 蔓荊子(果実)
その他の成分利用 徳之島では魚毒に用いる。沖永良部島では、グンバイヒルガオとともに焼いた灰を「リュウキュウアイ染」に混用する。線香、蚊やりに用いる。
有用・有毒成分 果実は精油成分のα-ピネン、カンフェン、テルピオール酢酸エステル、フラボン誘導体のビテキシカルピン、ビタミンA、アルカロイドのビトリシンを含む。葉は、カスチシン、ルテオリン-ワーグルシド、精油を含む。
食用
加工利用
植栽利用・観賞利用 砂防樹に用いる。
参考文献 海中公園センター(1968)海中公園センター調査報告 奄美群島自然公園予定地基本調査書.鹿児島県./初島住彦(1986)改訂鹿児島県植物目録.鹿児島植物同好会./堀田満(1989)世界有用植物事典.平凡社./天野鉄夫(1979)琉球列島植物方言集.新星図書出版/大野隼夫(1995)奄美諸島植物方言集.奄美文化財団/東四郎・阿部美紀子・緒方信一・飛田洋・横田和登(1976)薩南諸島における伝承的薬用及び毒性植物調査報告そのII.奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島、喜界島.鹿児島大学理学部紀要(地学・生物学)9:129-150./内藤喬(1956)奄美大島有用植物誌.鹿児島大学南方産業科学研究所報告 1(3):97-151./鹿児島県薬剤師会(2002)薬草の詩-自然とのふれあいをもとめて-.南方新社./吉川敏男(1999)薬草と漢方のすすめ.ニライ社./三橋博(1988)原色牧野和漢薬草大図鑑.北隆館./林弥栄(1985)山渓カラー名鑑日本の樹木.山と渓谷社.