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野生植物
整理番号 47890
和名 シチヘンゲ
別名 ランタナ、ヒチヘンゲ
学名 Lantana camara L.
別学名 Lantana camara var. aculeata Moldenke
科名 クマツヅラ
別科名
方言名 クサレギ(沖永良部島)
法令指定・レッドデータブック掲載
分布 帰化
民間療法 花を、消腫、解毒、発汗、解熱、腹痛、健胃、喘息、気管支炎、呼吸器病に用いる。ひぜんやリウマチには浴用する。花序を含む若枝や根を、消炎解毒薬とし、かゆみどめ、湿疹、打撲、止血に用いる。
生薬名 五色梅(花)
その他の成分利用
有用・有毒成分 脂肪酸のミリスチン酸、オレイン酸、リノール酸、α-アミリン、β-シトステロール、l-トリアコンタノール、グルコース、マルトース、ラムノースを含む。葉や花は、精油のα-フェランドレン、ジペンテン、α-テルピネオール、ゲラニオール、リナロール、シネオール、フルフラール、フェランドロン、カルボンを含む。葉は、トリテルペンのランタン酸、3-ケトウルソール酸、ランタデンA、B、ランタノリン酸のケトステロイドのランカマロン、ベツロニン酸、ベツリン酸、22-β-アンゲロイロキシランタノリン酸、22-β-ジメチルアクリロイキシ-ランタノリン酸、ランタベツリン酸、ランタン酸、精油のゲラニオール、リナロール、セドレン、β-カリオフィレン、ファルネソール、シス-ネロリドール、トランス-ネロリドール、フムレン、カマレン、イソカマレン、α-ピネン、γ-テルピネン、パラシメン、l-α-フェランドレン、dl-カジネン、テルペンアルコール、セキステルペンアルコールを含む。花は、精油のα-ピネン、カンフェン、リモネン、p-シメン、カリフィレン、サリネン、1,8-シネオール、カンファー、ゲラニルアセテート、ビス(2-エチルブチル)フタル酸を含む。
食用 熟した果実は少し甘味があり食用にする。ブラジルでは葉を、茶の増量材に利用する。
加工利用
植栽利用・観賞利用 多数の園芸品種を含み、鉢植え、花壇、庭園樹、修景植栽、街路樹に用いる。緑肥に用いる。
参考文献 大野隼夫(1995)奄美諸島植物方言集.奄美文化財団/初島住彦(1986)改訂鹿児島県植物目録.鹿児島植物同好会./堀田満(1989)世界有用植物事典.平凡社./橋本吾郎(1996)ブラジル産薬用植物事典.アボック社./三橋博(1988)原色牧野和漢薬草大図鑑.北隆館./竹松哲夫・一前宣正(1987)世界の雑草(1)-合弁花類-.全国農村教育協会./林弥栄(1985)山渓カラー名鑑日本の樹木.山と渓谷社./安藤敏夫・小笠原亮・森弦一(2001)日本花名鑑(1)2001-2002.アボック社.