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野生植物
整理番号 45120
和名 ミフクラギ
別名 オキナワキョウチクトウ
学名 Cerbera manghas L.
別学名 Cerbera lactaria Ham; Cerbera odollam Gaertn.
科名 キョウチクトウ
別科名
方言名 ウブンギ、ウニンギ(与論島)、チイマ、チーマ、チーマグサ、マラフクラギ、マラフクラゲィ、ミフクラギ(奄美大島)、マラフクラ(奄美大島、徳之島、沖永良部島)
法令指定・レッドデータブック掲載 鹿児島県:分布重要
分布 奄美群島以南
民間療法 樹皮、葉、乳液から精製した薬を、催吐剤、下剤に用いる。奄美大島では、切傷に用いる。与論島では、タムシの妙薬とされる。汁を牛馬の皮膚病に外用する。
生薬名
その他の成分利用 フィリピンでは、果実を魚毒に用いる。ミフクラギ油の原料で灯、殺鼠剤、沈香に用いる。有毒なので眼に入ると失明することがある。
有用・有毒成分 種子の仁は、猛毒のアルカロイドを含む。
食用
加工利用 木材を、下駄、箱、器具、良質の木炭に用いる。
植栽利用・観賞利用 鉢植え、庭園樹、生垣、修景植栽、公園樹、街路樹、防潮樹、防風樹に用いる。
参考文献 海中公園センター(1968)海中公園センター調査報告 奄美群島自然公園予定地基本調査書.鹿児島県./初島住彦(1986)改訂鹿児島県植物目録.鹿児島植物同好会./堀田満(1989)世界有用植物事典.平凡社./天野鉄夫(1979)琉球列島植物方言集.新星図書出版/大野隼夫(1995)奄美諸島植物方言集.奄美文化財団/東四郎・阿部美紀子・緒方信一・飛田洋・横田和登(1976)薩南諸島における伝承的薬用及び毒性植物調査報告そのII.奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島、喜界島.鹿児島大学理学部紀要(地学・生物学)9:129-150./内藤喬(1956)奄美大島有用植物誌.鹿児島大学南方産業科学研究所報告 1(3):97-151./橋本吾郎(1996)ブラジル産薬用植物事典.アボック社./村上孝夫・許田倉園(1991)中国有用植物図鑑.廣川書店./安藤敏夫・小笠原亮・森弦一(2001)日本花名鑑(1)2001-2002.アボック社./鹿児島県環境生活部環境保護課(2003)鹿児島県の絶滅のおそれのある野性動植物 植物編 -鹿児島県レッドデータブック-.鹿児島県環境技術協会.