野生植物
整理番号 | 42730 |
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和名 | ルリハコベ |
別名 | - |
学名 | Anagallis arvensis f. coerulea Baumgart. |
別学名 | Anagallis arvensis f. caerulea Baumg.; Anagallis arvensis L. |
科名 | サクラソウ |
別科名 | - |
方言名 | ササグサ、シルミンチ、ミミズグサ、ミィミジンクサ、ミミジンクサ(与論島)、ミジクサ、ミジュクサ、ミズウサ(沖永良部島)、ホンクサ、ミジクサ、ルィブィクサ(奄美大島)、アイグサゴケーゴ、ムジクサ(徳之島)、ササ、ミッキャルウ、ミッキャルー、ミッチャルー、ミッチェルウ(喜界島)、ツユクサ(与路島)、ミズクサ(与路島、徳之島、沖永良部島) |
法令指定・レッドデータブック掲載 | - |
分布 | 帰化(関東以西) |
民間療法 | 利尿、去痰、蛇のや狂犬の咬み傷に用いる。 |
生薬名 | - |
その他の成分利用 | 人によってはかぶれる。魚毒を用いる。 |
有用・有毒成分 | トリテルペノイドのアナガリゲノンB (13,28-エポキシ-16-オキソオレアナン-3β-23-ジオール)、アナガリン、ククルビタシグルコシドのアルベニンI(2-0-β-D-グルコ-ピラノシルククルビタシンB)、アルベニンII (2-0-β-D-グルコ ピラノシル-23,24-ジヒドロククルビタシンB)、アルベニンIII(2-0-β-D-クルコシラノシルククルビタシンD)、アルベニンIV(2-0-β-D-グルコピラノシルククルビタシンR)を含む。種子は、ミリスチン酸、パルミチン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、ガドレイン酸、メチルエステル、モノエン、ジエン、トリエン、アルカロイド、スチグマステロール、β-シトステロールを含む。地上部は、n-ヘキサコサン、β-シトステロール、スチグマステロール、β-アミリン、ラクセリック酸、ルチン、アナガリゲニン、グルコース、アラビノース、キシロースを含む。花は、スチグマステロール、β-シトステロール、α-スピナステロール-3-グルコシド、ケンフェロール、クエルセチン、ルチン、サポニンの3-0-グルコース(1→3 or 4)(アラビノース1→4 or 3)-グルコース(1→2)-キシロシドの23-ヒドロキシプロトプリムラゲニン Aを含む。全草は、トリテルペンサポニンのアナガロシドA、B、C、デグルコアナガロシドA、Bを含む。 |
食用 | 有毒成分があり、家畜は食べない。 |
加工利用 | - |
植栽利用・観賞利用 | - |
参考文献 | 海中公園センター(1968)海中公園センター調査報告 奄美群島自然公園予定地基本調査書.鹿児島県./初島住彦(1986)改訂鹿児島県植物目録.鹿児島植物同好会./堀田満(1989)世界有用植物事典.平凡社./天野鉄夫(1979)琉球列島植物方言集.新星図書出版/大野隼夫(1995)奄美諸島植物方言集.奄美文化財団/東四郎・阿部美紀子・緒方信一・飛田洋・横田和登(1976)薩南諸島における伝承的薬用及び毒性植物調査報告そのII.奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島、喜界島.鹿児島大学理学部紀要(地学・生物学)9:129-150./内藤喬(1956)奄美大島有用植物誌.鹿児島大学南方産業科学研究所報告 1(3):97-151./橋本吾郎(1996)ブラジル産薬用植物事典.アボック社. |