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野生植物
整理番号 38630
和名 カクレミノ
別名
学名 Dendropanax trifidus Mak.
別学名
科名 ウコギ
別科名
方言名 イグロ、イゴロ、コシテツ、コティチ、フカゲィ、ユグル、ユーゴロ、ユグル、ヨゴロ、ヨーゴロ(奄美大島)、ユーグル(徳之島、沖永良部島)
法令指定・レッドデータブック掲載
分布 本州(関東南部、東海)以西
民間療法
生薬名
その他の成分利用 漆状(黄漆)の樹脂を、家具などの塗料に用いる。
有用・有毒成分 かぶれを起こすウルシオールの二量体が推定されている。葉、樹皮、果実は精油を含む。葉は、カリオフィレン、γ-ムウロレン、β-ネオクロベン、β-セリネン、γ-、δ-カジネンを含む。樹皮は、ゲルマクレン-D、γ、δ-カジネン、α-、γ-ムウレロンを含む。果実は、γ-、δ-カジネン、α-フムレン、α-、β-セリネンを含む。
食用 葉は冬季の牛の飼料にする。
加工利用 木材を、器具、下駄、薪炭、砂糖樽に用いる。
植栽利用・観賞利用 庭園樹に用いる。
参考文献 海中公園センター(1968)海中公園センター調査報告 奄美群島自然公園予定地基本調査書.鹿児島県./初島住彦(1986)改訂鹿児島県植物目録.鹿児島植物同好会./堀田満(1989)世界有用植物事典.平凡社./鹿児島大学「鹿児島大学植物園の樹木たち」編集委員会(2004)鹿児島大学植物園の樹木たち.鹿児島TLO./天野鉄夫(1979)琉球列島植物方言集.新星図書出版/大野隼夫(1995)奄美諸島植物方言集.奄美文化財団/内藤喬(1956)奄美大島有用植物誌.鹿児島大学南方産業科学研究所報告 1(3):97-151./三橋博(1988)原色牧野和漢薬草大図鑑.北隆館./林弥栄(1985)山渓カラー名鑑日本の樹木.山と渓谷社./大迫靖雄・井上進・代田省蔵(1983)奄美地方の広葉樹材に関する研究(II).熊本大学教育学部紀要. 自然科学 32:105-123.熊本大学教育学部