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野生植物
整理番号 35810
和名 ツルグミ
別名
学名 Elaeagnus glabra Thunb.
別学名
科名 グミ
別科名
方言名 オクビ、クビギ(奄美大島、沖永良部島)、カンキン、キンカン、グミ(与論島)、クゥイ(徳之島)、クビ(奄美大島、加計呂麻島、沖永良部島)、クービ(沖永良部島、与論島)、クビギィ、グビッギ、クビリギ、クビリン、トービツィ(奄美大島)、グッビャー、グビー、グヴァ、シビイ、ダミー(喜界島)
法令指定・レッドデータブック掲載
分布 本州(関東)以西
民間療法 生の茎皮の煎汁を利尿や風邪に、果実を脚気に煎服する他、咳や喘息にも薬効があるとされる。奄美群島では、幹や茎の陰干しを、破傷風、神経痛、風邪、ヒエ抜き、肝臓病、腎臓病、血圧降下、毒消し、解熱、淋病、産後の貧血に煎服する。
生薬名
その他の成分利用
有用・有毒成分 葉は、アルカロイド、フラボン配糖体、クマリン、有機酸、カルシウム、タンニンを含む。
食用 果実を食用にする。干した若葉をクビ茶として飲用する。
加工利用
植栽利用・観賞利用
参考文献 海中公園センター(1968)海中公園センター調査報告 奄美群島自然公園予定地基本調査書.鹿児島県./初島住彦(1986)改訂鹿児島県植物目録.鹿児島植物同好会./前田光康(1990)沖縄の民間療法と薬草.医聖社./天野鉄夫(1979)琉球列島植物方言集.新星図書出版/大野隼夫(1995)奄美諸島植物方言集.奄美文化財団/東四郎・阿部美紀子・緒方信一・飛田洋・横田和登(1976)薩南諸島における伝承的薬用及び毒性植物調査報告そのII.奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島、喜界島.鹿児島大学理学部紀要(地学・生物学)9:129-150./内藤喬(1956)奄美大島有用植物誌.鹿児島大学南方産業科学研究所報告 1(3):97-151./多和田真吉(1994)沖縄産植物ギンネム,ゲットウおよびツルグミ中の生理活性物質の有効利用法 (<報告>(財)農芸化学研究奨励会 第20回(平成4年度)研究奨励金受領者研究報告).日本農芸化学会誌68(6): 1049-1050.日本農芸化学会