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野生植物
整理番号 32260
和名 ヌルデ
別名
学名 Rhus javanica var. roxburgii Rehd. & Wils.
別学名 Rhus chinensis Mill.; Rhus javanica L.
科名 ウルシ
別科名
方言名 ハジギ(徳之島)
法令指定・レッドデータブック掲載
分布 全国
民間療法 止瀉、止血、止汗、鎮咳薬として、下痢、痰、血便、頑癬に用いる。根を、消炎、利尿に用いる。虫こぶを、咳止め、去痰、下痢止めに煎服する。五倍子の粉末を口内の腫物、歯痛に直接つけたり、煎汁で扁桃炎のうがいをする。
生薬名 塩麩子(果実)、五倍子(虫こぶ)
その他の成分利用 重要なタンニン資源で、タンニン酸、ピロガロールの製造原料となる。葉の虫こぶ(五倍子)を染料に用いる。種子油を石鹸の製造に使う。
有用・有毒成分 タンニン、リンゴ酸カルシウム、クエン酸、酒石酸、樹脂、ゴム、デンプンを含む。
食用 果実の白粉は酸味があり塩の代用にする。若芽をてんぷらや浸し物にする。
加工利用 白色で柔らかい木材を、木工細工に用いる。
植栽利用・観賞利用
参考文献 海中公園センター(1968)海中公園センター調査報告 奄美群島自然公園予定地基本調査書.鹿児島県./初島住彦(1986)改訂鹿児島県植物目録.鹿児島植物同好会./鹿児島大学「鹿児島大学植物園の樹木たち」編集委員会(2004)鹿児島大学植物園の樹木たち.鹿児島TLO./堀田満(1989)世界有用植物事典.平凡社./大野隼夫(1995)奄美諸島植物方言集.奄美文化財団/朝比奈勝(1976).染織と生活第13号.染織と生活社./村上孝夫・許田倉園(1991)中国有用植物図鑑.廣川書店./三橋博(1988)原色牧野和漢薬草大図鑑.北隆館.