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野生植物
整理番号 29920
和名 ヤハズエンドウ
別名 カラスノエンドウ
学名 Vicia angustifolia L.
別学名 Vicia angustifolia var. segetalis Koch; Vicia sativa L.
科名 マメ
別科名
方言名 イラマミ(与論島)、オージーフサ(沖永良部島)、ガラシマサ(沖永良部島、与論島)、ヤバランサ(喜界島)
法令指定・レッドデータブック掲載
分布 本州以南
民間療法 種子を、黄疸、浮腫、マラリア、鼻出血、月経不順、浮腫に用いる。全草を胃炎に用いる。
生薬名 翹揺(種子)
その他の成分利用
有用・有毒成分 茎葉は、アスパラギン酸、酵素(アルギナーゼ、ウレアーゼ)、フラボノイドを含む。種子は、β-シアノ-L-アラニン、β-r-L-グルタミル-アミノプロピニトリル、L-α-γ-ジアミノブチリック酸、デンプン、タンパク質、糖、脂肪、有機酸、レシチンを含む。
食用 若葉や莢は加熱して食用にする。飼料にする。
加工利用
植栽利用・観賞利用 緑肥に用いる。
参考文献 海中公園センター(1968)海中公園センター調査報告 奄美群島自然公園予定地基本調査書.鹿児島県./初島住彦(1986)改訂鹿児島県植物目録.鹿児島植物同好会./堀田満(1989)世界有用植物事典.平凡社./橋本吾郎(1996)ブラジル産薬用植物事典.アボック社./大野隼夫(1995)奄美諸島植物方言集.奄美文化財団/鹿児島県薬剤師会(2002)薬草の詩-自然とのふれあいをもとめて-.南方新社./川原勝征(2005)山菜ガイド野草を食べる.南方新社./竹松哲夫・一前宣正(1993)世界の雑草(2)-離弁花類-.全国農村教育協会./近藤典生・湯浅浩史(1989)マメ科資源植物便覧.内田老鶴圃./藤本滋生(1984)ハマナタマメ,ハマエンドウ,ヤハズエンドウ,フジの澱粉について.澱粉科学31(4): 208-214.日本応用糖質科学会