野生植物
整理番号 | 28780 |
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和名 | デイゴ |
別名 | デイコ |
学名 | Erythrina variegata L. |
別学名 | Erythrina variegata var. orientalis Merr. |
科名 | マメ |
別科名 | - |
方言名 | ヂィンギ(徳之島)、ディゴ(奄美大島、請島)、ディッキ、デンギィ(喜界島)、ディンキ(奄美大島、沖永良部島)、デーグ、ドゥクギ(沖永良部島)、デゴ、デンギ、レリ、レンギ(奄美大島)、リンギ(請島、与論島)、ルイギ(与論島) |
法令指定・レッドデータブック掲載 | - |
分布 | 栽培、逸出 |
民間療法 | 樹皮や葉を、消炎、鎮痛薬とし、下痢、リウマチによる痛み、歯痛、疥癬、腰膝痛、打撲痛、駆虫、麻痺、不眠に用いる。 |
生薬名 | 海桐皮(樹皮) |
その他の成分利用 | タイでは材を粉にして化粧用にする。 |
有用・有毒成分 | 種子は、アルカロイドの、ヒパポリン、エリトロイジン、エリトラミン、エリンピン、有機酸を含む。樹皮は、アルカロイドのエリトラリン、有機酸を含む。葉は、アルカロイドのレティキュリン、ノルオリエンタリン、dl-スクレリン、コレキシン、エリビジンを含む。 |
食用 | 若芽を野菜にする。種子は加熱して毒抜きして食べる。葉と茎を飼料にする。 |
加工利用 | 白色で軽い材は、下駄、漆器、楽器、臼、箱、棺に用いる。 |
植栽利用・観賞利用 | 街路樹、庭園樹、公園樹、修景植栽、防風樹、日陰樹に用いる。刈り込んだ若い茎葉は緑肥に用いる。 |
参考文献 | 海中公園センター(1968)海中公園センター調査報告 奄美群島自然公園予定地基本調査書.鹿児島県./初島住彦(1986)改訂鹿児島県植物目録.鹿児島植物同好会./前田光康(1990)沖縄の民間療法と薬草.医聖社./堀田満(1989)世界有用植物事典.平凡社./天野鉄夫(1979)琉球列島植物方言集.新星図書出版/大野隼夫(1995)奄美諸島植物方言集.奄美文化財団/内藤喬(1956)奄美大島有用植物誌.鹿児島大学南方産業科学研究所報告 1(3):97-151./三橋博(1988)原色牧野和漢薬草大図鑑.北隆館./林弥栄(1985)山渓カラー名鑑日本の樹木.山と渓谷社./安藤敏夫・小笠原亮・森弦一(2001)日本花名鑑(1)2001-2002.アボック社./近藤典生・湯浅浩史(1989)マメ科資源植物便覧.内田老鶴圃. |