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野生植物
整理番号 26270
和名 バクチノキ
別名
学名 Prunus zippeliana Miq.
別学名
科名 バラ
別科名
方言名 ウグサン、キノン、コーユス、チュンギ、ツンギ、ハキン、ハッキ(奄美大島)、ヌクンハーギイ(喜界島)
法令指定・レッドデータブック掲載
分布 本州(関東南部、東海)以西
民間療法 すりつぶした葉を水蒸気蒸留したバクチ水を、鎮咳去痰薬として、喘息、咳嗽、呼吸困難に用いる。葉の煎汁で、あせもを洗う。猛毒成分を含むので、家庭での使用は避けるべきとされる。
生薬名 バクチ葉(葉)
その他の成分利用 樹皮を、黄色染料に用いる。
有用・有毒成分 葉はプルラウラシン、プルナシンを含む、プルナシンは加水分解で、ベンズアルデヒド、青酸、ブドウ糖になる。
食用
加工利用 木材を、建築、家具、器具、薪炭に用いる。
植栽利用・観賞利用 庭園樹、公園樹に用いる。
参考文献 海中公園センター(1968)海中公園センター調査報告 奄美群島自然公園予定地基本調査書.鹿児島県./初島住彦(1986)改訂鹿児島県植物目録.鹿児島植物同好会./鹿児島大学「鹿児島大学植物園の樹木たち」編集委員会(2004)鹿児島大学植物園の樹木たち.鹿児島TLO./堀田満(1989)世界有用植物事典.平凡社./天野鉄夫(1979)琉球列島植物方言集.新星図書出版/大野隼夫(1995)奄美諸島植物方言集.奄美文化財団/内藤喬(1956)奄美大島有用植物誌.鹿児島大学南方産業科学研究所報告 1(3):97-151./鹿児島県薬剤師会(2002)薬草の詩-自然とのふれあいをもとめて-.南方新社./三橋博(1988)原色牧野和漢薬草大図鑑.北隆館./林弥栄(1985)山渓カラー名鑑日本の樹木.山と渓谷社./安藤敏夫・小笠原亮・森弦一(2001)日本花名鑑(1)2001-2002.アボック社.