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野生植物
整理番号 22660
和名 セイロンベンケイ
別名 トウロウソウ
学名 Bryophyllum pinnatum Kurz
別学名 Kalanchoe pinnatum Pers.; Kalanchoe tsarananensis Perr.; Bryophyllum calycinum Salisb.
科名 ベンケイソウ
別科名
方言名 ウダネグサ、ウチネグサ、オナンダグサ(奄美大島)、アチビラー、カマボコ、チョーチンギリス、ニブトゥグサ、ハーブタクサ(徳之島)、オランダグサ(奄美大島、加計呂麻島)、ダンソンハー(喜界島)、チョウチングサ、チヨチングサ(沖永良部島)、ズイブングサ、ツンブイグサ、ドンブイグサ(与論島)
法令指定・レッドデータブック掲載
分布 帰化(種子島、奄美群島)
民間療法 焙った葉をおできや乳の病のできもの吸い出しに外用し、生葉の汁は悪性の腫れ物に飲用、打撲傷には湿布にする。その他、熱さまし、切り傷、痔、虫さされ、利尿、歯痛、頭痛、潰瘍、百日咳、気管支炎、吐血、消炎、胃痛、関節痛に用いる。
生薬名
その他の成分利用
有用・有毒成分 抗アレルギー性のフラボンの3-0-α-L-アラビノピラノシル(1-2)-α-L-ラムノピラノシルケルセチン、ブリフィリン-A (ブタジエノリド 1,3,5,-オルトアセテート)、ベルサルデゲニン 3-アセテートを含む。葉は、リンゴ酸、クエン酸、フマール酸、ビタミンCを含む。
食用
加工利用
植栽利用・観賞利用 観賞用に栽培する。水田の肥料に用いる。
参考文献 海中公園センター(1968)海中公園センター調査報告 奄美群島自然公園予定地基本調査書.鹿児島県./初島住彦(1986)改訂鹿児島県植物目録.鹿児島植物同好会./前田光康(1990)沖縄の民間療法と薬草.医聖社./堀田満(1989)世界有用植物事典.平凡社./天野鉄夫(1979)琉球列島植物方言集.新星図書出版/大野隼夫(1995)奄美諸島植物方言集.奄美文化財団/内藤喬(1956)奄美大島有用植物誌.鹿児島大学南方産業科学研究所報告 1(3):97-151./橋本吾郎(1996)ブラジル産薬用植物事典.アボック社.