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野生植物
整理番号 19170
和名 ナンテン
別名
学名 Nandina domestica Thunb.
別学名
科名 メギ
別科名 ナンテン
方言名 ナンティン(奄美大島)
法令指定・レッドデータブック掲載 鹿児島県:分布重要
分布 本州(東海、近畿)四国~南九州
民間療法 利尿、鎮咳、解熱作用があり、果実を喘息、百日咳、喘息などの鎮咳に用いるほか、扁桃炎などのうがい薬や浴用に用いる。樹皮や根皮は、胃病、脱肛、眼病に用いる。
生薬名 南天実・南天竹子(種子)、南天竹葉(葉)
その他の成分利用
有用・有毒成分 葉は、マグイノフロリン、ビタミンCを含む。果実は、アルカロイドのドメスチン、O-メチルドメスチン、イソコリジンを含む。種子は、脂肪油のリノリン酸、オレイン酸、フィトステロール、プロトピン、フマル酸を含む。
食用 腐敗防止に赤飯などに添える。
加工利用 木材を、床柱に用いる。
植栽利用・観賞利用 葉や果実の色が異なる栽培品種を含み、鉢植え、庭園樹、生垣、盆栽、切花、修景植栽に用いる。
参考文献 堀田満(1989)世界有用植物事典.平凡社./天野鉄夫(1979)琉球列島植物方言集.新星図書出版/鹿児島県薬剤師会(2002)薬草の詩-自然とのふれあいをもとめて-.南方新社./吉川敏男(1999)薬草と漢方のすすめ.ニライ社./吉川敏男(1998)入門沖縄の薬草.ニライ社./三橋博(1988)原色牧野和漢薬草大図鑑.北隆館./林弥栄(1985)山渓カラー名鑑日本の樹木.山と渓谷社./安藤敏夫・小笠原亮・森弦一(2001)日本花名鑑(1)2001-2002.アボック社./鹿児島県環境生活部環境保護課(2003)鹿児島県の絶滅のおそれのある野性動植物 植物編 -鹿児島県レッドデータブック-.鹿児島県環境技術協会.