野生植物
整理番号 | 09340 |
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和名 | イヌマキ |
別名 | - |
学名 | Podocarpus macrophyllus D. Don |
別学名 | - |
科名 | マキ |
別科名 | イヌマキ |
方言名 | イキヤギ、キヤギ、ヒトツバ、マキイギ、マキーキ(奄美大島)、イヌヒトツバ(沖永良部島)、キャーギィ、マーキィ(徳之島)キヤーギ、マキ、ヤマヒトツバ(奄美大島、徳之島、沖永良部島)、シャガ、シャーギ(与論島)、ヒトゥツバ、ヒトゥトゥファ(喜界島)、ヒトツバ(請島、沖永良部島、与論島) |
法令指定・レッドデータブック掲載 | - |
分布 | 本州(房総半島)以西 |
民間療法 | 種子や花托を、心胃痛に煎服する。 |
生薬名 | 羅漢松実(種子・花托) |
その他の成分利用 | - |
有用・有毒成分 | 種子は、イヌマキラクトンA、B、C、E、ナギラクトンC、Fを含む。茎葉は、精油のα-、β-ピネン、カンフェン、カジネン、カウレン、昆虫変態ホルモンのエクジステロン、ナポステロンA、マキステロンA~D、ヒノキフラボン、ネオクリプトメリン、ステアドピチシンを含む。 |
食用 | 果托のみ生食する。種子は有毒である。 |
加工利用 | 樹脂が多く耐水性に富み白蟻害のない木材を、天井板などの建築、土木、器具、桶、碁盤、魚網の浮きに用いる。 |
植栽利用・観賞利用 | 庭園樹、生垣、盆栽、防風樹、砂防樹に用いる。 |
参考文献 | 海中公園センター(1968)海中公園センター調査報告 奄美群島自然公園予定地基本調査書.鹿児島県./初島住彦(1986)改訂鹿児島県植物目録.鹿児島植物同好会./堀田満(1989)世界有用植物事典.平凡社./鹿児島大学「鹿児島大学植物園の樹木たち」編集委員会(2004)鹿児島大学植物園の樹木たち.鹿児島TLO./天野鉄夫(1979)琉球列島植物方言集.新星図書出版/大野隼夫(1995)奄美諸島植物方言集.奄美文化財団/東四郎・阿部美紀子・緒方信一・飛田洋・横田和登(1976)薩南諸島における伝承的薬用及び毒性植物調査報告そのII.奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島、喜界島.鹿児島大学理学部紀要(地学・生物学)9:129-150./川原勝征(2005)山菜ガイド野草を食べる.南方新社./内藤喬(1956)奄美大島有用植物誌.鹿児島大学南方産業科学研究所報告 1(3):97-151./三橋博(1988)原色牧野和漢薬草大図鑑.北隆館./林弥栄(1985)山渓カラー名鑑日本の樹木.山と渓谷社./安藤敏夫・小笠原亮・森弦一(2001)日本花名鑑(1)2001-2002.アボック社. |