野生植物
整理番号 | 72790 |
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和名 | ショウブ |
別名 | - |
学名 | Acorus calamus L. |
別学名 | Acorus asiaticus Nak.; Acorus calamus var. angustatus Bess. |
科名 | サトイモ |
別科名 | テンナンショウ、ショウブ |
方言名 | キプショ、シヨーブ(奄美大島)、シオーブ(沖永良部島、与論島)、ミズシヨブ、シツシヨブ(請島) |
法令指定・レッドデータブック掲載 | 鹿児島県:分布重要 |
分布 | 北海道~奄美群島? |
民間療法 | 根茎を、傷み止め、止瀉、芳香性健胃剤として食欲促進、消化不良、強壮、発汗、去痰、腹痛、下痢、てんかんに煎服し、リウマチ、神経痛に浴用する。 |
生薬名 | 白菖・菖蒲根(根茎) |
その他の成分利用 | - |
有用・有毒成分 | 乾燥した根茎に約3%の精油を含み、主成分にβ-アサロン、メチルオイゲノール、オイゲノール、サポニン、粘液質、苦味成分のアコリンを含む。 |
食用 | 食品の芳香付けに利用する。 |
加工利用 | - |
植栽利用・観賞利用 | 五月の節句に軒にさす。鉢植え、庭植え、地被植物、修景植栽、水辺緑化に用いる。観賞用の水草として栽培する。 |
参考文献 | 天野鉄夫(1979)琉球列島植物方言集.新星図書出版/堀田満(1989)世界有用植物事典.平凡社./内藤喬(1956)奄美大島有用植物誌.鹿児島大学南方産業科学研究所報告 1(3):97-151./鹿児島県薬剤師会(2002)薬草の詩-自然とのふれあいをもとめて-.南方新社./三橋博(1988)原色牧野和漢薬草大図鑑.北隆館./安藤敏夫・小笠原亮・森弦一(2001)日本花名鑑(1)2001-2002.アボック社./アンドリュー・シェヴァリエ(2000)世界薬用百科事典.誠文堂新光社./山崎美津夫・山田洋(1994)世界の水草III.ハロウ出版社./鹿児島県環境生活部環境保護課(2003)鹿児島県の絶滅のおそれのある野性動植物 植物編 -鹿児島県レッドデータブック-.鹿児島県環境技術協会. |