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野生植物
整理番号 65090
和名 ツユクサ
別名
学名 Commelina communis L.
別学名
科名 ツユクサ
別科名
方言名 タンミー、ツィキナ、トータビ、ナンカダネ、ナンカンダラ、ハナガラ(奄美大島)、チキンクサ、チブグサ(与論島)、ツイキタ(徳之島)、ツンナー、ムズクサ(喜界島)、トーギナ、トゥギナ(沖永良部島)、ナンカダラー(加計呂麻島)
法令指定・レッドデータブック掲載
分布 全国
民間療法 全草に、解熱、消炎、止瀉の作用があるとされ、下痢止め、水腫、脚気、利尿、こしけ、鼻出血に煎服する。
生薬名 鴨跖草(全草)
その他の成分利用 花の搾り汁を、友禅染めの下絵描きに用いる。奄美大島では魚毒に用いる。
有用・有毒成分 全草に、粘液質、デンプン、フラボノイドのアオバニン、アオバノールを含む。花は、アントシアン系色素のフラボコンメリニン、デフィニジンジグルコサイドを含む。
食用 新芽、若葉、若い茎を加熱して利用する。
加工利用
植栽利用・観賞利用 斑入りの園芸品種を観賞用に栽培する。
参考文献 海中公園センター(1968)海中公園センター調査報告 奄美群島自然公園予定地基本調査書.鹿児島県./初島住彦(1986)改訂鹿児島県植物目録.鹿児島植物同好会./堀田満(1989)世界有用植物事典.平凡社./大野隼夫(1995)奄美諸島植物方言集.奄美文化財団/東四郎・阿部美紀子・緒方信一・飛田洋・横田和登(1976)薩南諸島における伝承的薬用及び毒性植物調査報告そのII.奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島、喜界島.鹿児島大学理学部紀要(地学・生物学)9:129-150./川原勝征(2005)山菜ガイド野草を食べる.南方新社./鹿児島県薬剤師会(2002)薬草の詩-自然とのふれあいをもとめて-.南方新社./朝比奈勝(1976).染織と生活第13号.染織と生活社./三橋博(1988)原色牧野和漢薬草大図鑑.北隆館./竹松哲夫・一前宣正(1997)世界の雑草(3)-単子葉類-.全国農村教育協会.