野生植物
整理番号 | 58870 |
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和名 | フキ |
別名 | - |
学名 | Petasites japonicus Maxim. |
別学名 | - |
科名 | キク |
別科名 | - |
方言名 | タイワンツバシャ(奄美大島) |
法令指定・レッドデータブック掲載 | 鹿児島県:分布重要 |
分布 | 本州~屋久島? |
民間療法 | 葉を、鎮咳、去痰、苦味健胃薬として、胃のもたれ、胃痛に、生の葉を、切り傷、虫さされに、生の根を、打ち身、外傷、のどの痛みに用いる。根や根茎を、解毒、消炎、鎮咳に用いる。花や茎を、咳止めに煎服する。 |
生薬名 | 蜂斗薬(根)・款冬花(花) |
その他の成分利用 | - |
有用・有毒成分 | フキノトウは、精油成分のl-エレメン、フキノンの他、クエルセチン、ケンフェロール、コーヒー酸、クロロゲン酸、アミノ酸を含む。葉は、精油成分としてl-トリデセン、β-カリオフィレン、エレモフキノン、S-ジャポニン、9-アセトキシフキノリドを含む。根は、ペタシン、3-カレン、エレモフィレン、フラノジャポニン、リグラロン、アンゲリカ酸を含む。 |
食用 | つぼみ(フキのとう)や葉柄を、生または加熱して食用にする。 |
加工利用 | - |
植栽利用・観賞利用 | 花壇や切花に用いる。 |
参考文献 | 堀田満(1989)世界有用植物事典.平凡社./天野鉄夫(1979)琉球列島植物方言集.新星図書出版/大野隼夫(1995)奄美諸島植物方言集.奄美文化財団/川原勝征(2005)山菜ガイド野草を食べる.南方新社./鹿児島県薬剤師会(2002)薬草の詩-自然とのふれあいをもとめて-.南方新社./三橋博(1988)原色牧野和漢薬草大図鑑.北隆館./安藤敏夫・小笠原亮・森弦一(2001)日本花名鑑(1)2001-2002.アボック社./鹿児島県環境生活部環境保護課(2003)鹿児島県の絶滅のおそれのある野性動植物 植物編 -鹿児島県レッドデータブック-.鹿児島県環境技術協会. |