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野生植物
整理番号 52720
和名 スイカズラ
別名
学名 Lonicera japonica Thunb.
別学名
科名 スイカズラ
別科名
方言名 キンギンカズラ、マシュカズラ(奄美大島)、キンキンカズラ(与路島)
法令指定・レッドデータブック掲載
分布 全国
民間療法 花を、解熱、解毒薬として流行性感冒に煎服し、黒焼きは止血に用いる。茎や葉は、花と同様に、腫物、湿疹、かゆみに、利尿、二日酔い、膀胱炎、尿道炎、痔や脱肛に煎服する。その他、腸炎、梅毒、淋疾に用いる。痔、関節や腰の痛み、皮膚病(湿疹、腫物)に浴用にする。奄美大島では関節炎や消毒剤に、与路島ではハブ咬傷に用いる。
生薬名 金銀花(花)、忍冬(茎葉)
その他の成分利用 花を染料に用いる。
有用・有毒成分 葉は、タンニン、サポニンのロニセリン、フラボノイドを含む。花は、脂肪酸、蝋質のセリルアルコール、ステリン、アラキン酸、ミリスチン酸、エライジン酸、リノレイン酸、リノール酸、ルテオリン、ロニセリン、イノシトールを含む。
食用 夏季の清涼飲料や、香りを忍冬酒として利用する。
加工利用
植栽利用・観賞利用 庭園樹に用いる。
参考文献 海中公園センター(1968)海中公園センター調査報告 奄美群島自然公園予定地基本調査書.鹿児島県./初島住彦(1986)改訂鹿児島県植物目録.鹿児島植物同好会./堀田満(1989)世界有用植物事典.平凡社./天野鉄夫(1979)琉球列島植物方言集.新星図書出版/東四郎・阿部美紀子・緒方信一・飛田洋・横田和登(1976)薩南諸島における伝承的薬用及び毒性植物調査報告そのII.奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島、喜界島.鹿児島大学理学部紀要(地学・生物学)9:129-150./鹿児島県薬剤師会(2002)薬草の詩-自然とのふれあいをもとめて-.南方新社./吉川敏男(1999)薬草と漢方のすすめ.ニライ社./橋本吾郎(1996)ブラジル産薬用植物事典.アボック社./三橋博(1988)原色牧野和漢薬草大図鑑.北隆館./林弥栄(1985)山渓カラー名鑑日本の樹木.山と渓谷社./安藤敏夫・小笠原亮・森弦一(2003)日本花名鑑(3).アボック社.